【テニス】チューブトレーニング

テニス ゴムチューブ トレーニング

テニスにはトレーニングが必要です。

それには、器具やマシンを使ったトレーニング方法から、器具を使わない自体重でのトレーニングなど、様々な種類があります。

そんな中、手軽に買えて、誰にでも使いやすいのが「ゴムチューブ」。

某ECサイトでも手軽な金額で購入ができるので、トレーナーやトレーニング愛好家でなくとも、気軽に買って試すことができます。

このゴムチューブを使ったトレーニング、実はテニスをする人にとって体幹を鍛えることができる素晴らしいツールになります。

そこで今回の記事では、こんな内容をご紹介しています。

  • ゴムチューブを使ったテニストレーニングのメリット
  • ゴムチューブを使った体幹を鍛えるテニストレーニング
  • ゴムチューブを使ったテニストレーニングの注意点

具体的なトレーニング方法も最後にご紹介していますので、是非最後までお読みくださいませ!

それでは、まずゴムチューブを使ったテニストレーニングのメリットから説明していきますね!

目次

ゴムチューブを使ったテニストレーニングのメリット

ゴムチューブを使ったテニスのためのトレーニングメリットは、以下のようなものがあります。

ゴムチューブを使うメリット
  • 負荷の調整がしやすい
  • 持ち運びが便利で手軽に使える
  • 初心者から上級者まで使える
  • トレーニングのバリエーションが豊富

テニスをする人にとって、チューブトレーニングの活用には、主にこのようなメリットがあります。

それぞれ解説していきます。

負荷の調整がしやすい

ご存知の通り、ゴムは伸び縮みする弾性という性質を持っています。

伸ばせば伸ばすほど縮んで元に戻ろうとする性質がありますので、たくさん伸ばせば負荷が高くなり、伸ばさなければ負荷は低くなります。

そのため、比較的簡単に負荷の調整ができます。

ある一定の重さで決められた負荷のものを持ち上げる、投げるなどのトレーニングを行う場合は、各々の筋力に影響を受けます。

それに対してゴムチューブでは、個人で負荷の調整がしやすいため、汎用性のあるトレーニングツールと言えます。

持ち運びが便利で手軽に使える

ゴムチューブは軽いし折り畳めます。

そのため、自宅でも屋外でも手軽に使えます。

テニスコートに持っていってトレーニングをしているプロやアマチュアのテニス選手を見たことがある方も多いのではないでしょうか。

手軽に持ち運びできますので、場所を選ばずトレーニングを行えるメリットがあります。

初心者から上級者まで使える

負荷の調整が簡単ということもあり、トレーニング初心者から上級者まで、幅広く使用できるメリットがあります。

また、次でお伝えするトレーニングバリエーションが豊富という点でも、初心者から上級者までレベル問わず使用できるというメリットがあるのです。

そのため、トレーニング初心者の方が自宅でチューブを使ったトレーニングをyoutubeを見ながら始める、ということも可能。

場所だけでなくトレーニングレベルを選ばないという点で、大きなメリットがあるのです。

トレーニングのバリエーションが豊富

ゴムチューブを使えば様々なトレーニングができます。

トレーニングは、立ったまま行うだけでなく、仰向けや四つ這い、座位、膝立ちなどの様々な姿勢(肢位:しい)で行います。

そのどれもでチューブトレーニングは使用できるため、バリエーションが豊富で選択肢の幅が広がるというメリットがあります。

ゴムチューブトレーニングのテニスへの効果

そもそもどうしてゴムチューブを使ってトレーニングするの?

一番大事なところですよね。

ゴムチューブを使ったトレーニングがテニスにどんな効果があるのかについても理解した上でトレーニングに励みましょう。

体幹が使えるようになる

外部からの負荷をかけますので、ゴムチューブを用いたトレーニングでは、体を安定させてバランスを取る必要があります。

体を安定させるためには、体の基盤である体幹を使わなければなりませんので、正しいやり方で行えば自然と体幹トレーニングになります。

これは、体幹を使った体の動かし方をマスターする手助けになり、テニスでも腕や肩ばかりを使ったいわゆる手打ちを防止することができます。

結果としてテニスのパフォーマンスアップにつながるのです。

怪我の防止

ゴムチューブを用いたトレーニングは、基本的に低負荷(負荷が低い)ものが多くなります。

重りを扱うわけではありませんので、過度に大きな筋肉を使いすぎたり、イキむほど頑張らずにトレーニングできるのが最大のメリット。

これは、最低限の力で関節を安定させる筋肉をメインに使うことを体に覚えさせることができるので、怪我の防止になります。

この辺りの解説は難しくなるので、本記事で詳しく解説はしませんが、関節が安定しないままで大きな筋肉を使うと、筋肉や腱が骨などに挟まれて肩の痛みを出したりするため、関節を安定させる働きを持つ筋肉を鍛えることは大事です。

そのためには、低負荷の運動が必要ということだけ覚えておいてください。

スイングスピードの向上

ゴムチューブを使ったトレーニングで、体幹を使ってラケットをスイングできるようになると、スイングスピードが上がる可能性があります。

これは、スピン量を増やすためにも大事ですし、ショットを打った後の構えのスピードにも影響します。

本記事で「体幹」というキーワードを何度も出していますが、それだけテニスをする人にとっての重要な単語であり、使えて損はない、ということです。

ゴムチューブでテニスの体幹トレーニング

今回は、ゴムチューブを使った体幹を強化するトレーニングをご紹介します。

テニスでは、腕や胸、お尻、脚といった体の様々な部位のトレーニングが必要です。

その根幹が体幹であり、体幹を使えるようになると、腕や脚などの四肢を自由かつ力強く動かすことができるようになります。

そのため、ゴムチューブを使うのであれば、体幹にフォーカスして手脚を動かすようなトレーニングの実施をオススメします。

それでは、早速トレーニングを実施してみましょう!

仰向けのゴムチューブトレーニング

ゴムチューブデッドバグのやり方
  1. ゴムチューブを柱など動かないものにくくりつける。
  2. 仰向けに寝て、両手足を持ち上げ、ゴムチューブを両手で持つ。
  3. 腰の隙間を埋め、息を吐きながらゴムチューブを引っ張る。
  4. ゴムチューブを引っ張ったまま左脚を伸ばして戻し、反対も同様に行う。
  5. 4が完了したらゴムチューブを元に戻し、1~4までを5回繰り返す。

腹筋に刺激を入れるためのトレーニングです。

体幹が弱く、ぶれやすい方には特にオススメ。

膝立ちのゴムチューブトレーニング

膝立ちパロフプレスのやり方
  1. ゴムチューブを柱などにくくりつけ(体の左側になるよう)、両膝立ちになる。
  2. 膝、骨盤、肩、耳の穴の一直線を崩さないよう、ゴムチューブを体の前に引く。
  3. 両手を前に出し、ゴムチューブに抵抗して姿勢が崩れないようにする。
  4. 手前に両手を戻し、もう1往復してゴムチューブを左側に戻す。
  5. 上記を5回行い、反対側も同じように行う。

仰向けや四つ這いよりも難しいトレーニングです。

体が横に引っ張られる動きに対して、体幹で安定させるトレーニング。

テニスのインパクト〜フォロースルー時に体が流れすぎないようにするなど、様々なトレーニング効果が期待できます。

立位のゴムチューブトレーニング

ローテーショナルリフトのやり方
  1. ゴムチューブを柱などにくくりつけ(体の左側になるよう)、まっすぐに立つ。
  2. ゴムチューブを左側に持ったままスクワットし、立ち上がると同時に右斜め上に振り上げる。
  3. 再びスクワットして、左斜め下にゆっくり戻し、同じ動作を10回繰り返す。
  4. 終わったら反対側も同様に行う。

よりテニスの動きに近くなります。

スクワット動作に回旋という体を捻る動きが加わったトレーニングです。

ゴムチューブに引っ張られても抵抗できる体幹と、体幹で体を動かす動作を覚えるために重要です。

ゴムチューブを使ったテニストレーニングの注意点

ゴムチューブを使ったテニストレーニングでは、楽に感じてほしい筋肉を感じられているか、がポイントになります。

強度もそこまで高くない補助的なトレーニングが多くなるため、今回ご紹介したトレーニングで「腹筋感じてる!」という感覚が大事です。

ゴムチューブは強度がそれぞれ違います。

一般的には色で分けられていることが多いかと思いますので、ジムに通われている方であれば、色々試してみて自分に合ったゴムチューブを使ってみてください。

自宅で始められる方もいくつかの色で強度が分けれらているセット品を購入された方が、自分に合ったトレーニング強度を選ぶことができるので良いかと思います。

また、腹筋を感じられない方は、筋肉の硬さやそもそもの体の使い方が問題で感じづらい可能性があるため、パーソナルトレーニングなどに通われることがオススメ。

自己流で体を改善するのは、私の経験上、難しいと考えておりますので、本当に改善したい、テニスが上手くなりたい、という方は、パーソナルトレーニングの体験へお越しください。

ゴムチューブを使ったテニストレーニング まとめ

今回は、ゴムチューブを使った体幹を鍛えるテニスのトレーニングをご紹介しました。

ゴムチューブトレーニングには、負荷の調整がしやすい点や、手軽に持ち運びができ、レベル関係なく取り入れることができるなどのメリットがあります。

そして、ゴムチューブを使ってトレーニングするにあたり、体幹を使った動きの習得に焦点をあてると、テニス時のラケットの振り方や体幹のブレの軽減が期待できます。

結果として、テニスのパフォーマンスアップや楽な体の使い方の習得による怪我の防止につながります。

自宅でもジムでもできるトレーニングをご紹介しましたので、是非1種目だけでも行ってみてください。

また、RPSパーソナルテニスでは、テニスに必要な身体機能を鍛えることができるパーソナルトレーニングとプライベートレッスンを行っています。

ご興味のある方は、是非体験レッスンへお越しくださいませ。


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